バナナはオリゴ糖、食物繊維が豊富で、便秘にいい食べ物として有名です。
食物繊維は便をつくる材料になりますし、オリゴ糖は大腸内の善玉菌を増やして排便を促進します。
善玉菌が増えて大腸の働きが活発でも、便の材料がなければうまく排便ができませんし、逆に便を作る材料がたくさんあっても、悪玉菌で大腸が弱っていては便が大腸に停滞し、これまた排便が滞ります。
つまり食物繊維とオリゴ糖がたっぷりのバナナはこの便を作って、便を出すという便秘解消において重要な二つの要素を兼ね備えた食品なのです。
そして、この「バナナ」、温めて食べると、さらに効果的だとご存じでしたでしょうか?
冷えや腸の活動低下に対し、ホットバナナは効果的に働きます。寒い冬にはもちろんのこと、冷房のきかせすぎで室温が下がった結果としておなかが冷えてしまった、という人にも、ホットバナナはとっても効果的なんです。
今日はそんな焼きバナナの効果と簡単レシピ5選を紹介します。
Contents
オリゴ糖が増える
バナナを焼くとオリゴ糖が増える研究結果があります。
主成分はスクロース、グルコース、フルクトースであるが、追熟とともにスクロースが減少し、グルコースとフルクトースが増加することがわかった。また、微量に含まれるソルビトールは減少し、オリゴ糖は増加する傾向にあった。
ただし加熱しすぎると逆にオリゴ糖が分解されて減少してしまうので注意が必要です。
バナナを焼く温度は?
バナナを焼く最適な温度はあるのでしょうか?
以下のHPではバナナは80度で加熱すると一番免疫力アップにいいのだとか。今回の便秘解消目的ではないのですが、参考にしてもいいでしょう。
今回お話しをきいた帝京大学薬学部名誉教授の山﨑正利先生によると、温めることでその効果がさらにアップし、そのまま食べるよりも病原菌と戦う血液中の白血球の質が高まり、数も増えるんだそうです。
とはいえ、ただ温めればいい、というわけではありません。温める際に、バナナ自体を大きく焦がしてしまうと、たんぱく質が変性して、免疫パワーが得られにくくなります。栄養効果もおいしさも両方◎なのが、80℃くらいというわけ。
焼きバナナ料理5選
ただ、バナナというと、やはり「冷たい状態で食べる」「常温の状態で食べる」という認識が一般的です。皮をむいてすぐに食べられるバナナは、手軽さも魅力ですよね。
そのため、「温めて食べる」というレシピは、意外と思いつかない、という人も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、
「バナナとチョコレートの定番ざっくりクッキー」
「バナナとチョコレートで作る!バナナのしっとりパウンドケーキ」
「バナナのジャム」
「摩訶不思議?!サツマイモとバナナで作るフリッター」
「バナナのプリンスープ」という、
5つのホットバナナレシピを紹介することになりました。単純に、「ホットバナナを便秘解消のために食べる」というメリットだけでなく、「なじみの食材でも、調理方法を変えるだけで味わいが大きくかわる」という目新しさも味わうことができますよ。
あなたの便秘解消に役立つ、ホットバナナのレシピ5選を紹介します。
バナナとチョコレートのクッキー
バナナとチョコレートの組み合わせは、お菓子を作るうえで、定番ともいえるものです。ここで紹介する「バナナとチョコレートの定番ざっくりクッキー」やパウンドケーキ以外にも、ムースなどのような形で利用されていますね。
持ち運びにも便利、小腹を満たすこともできる、「バナナとチョコレートの定番ざっくりクッキー」の作り方を紹介します。
バナナのパウンドケーキ
「バナナとチョコレートのクッキー」のところでも述べましたが、チョコレートとバナナの組み合わせは、定番中の定番。今回は、クッキーに続き、チョコレートとバナナを組み合わせた、「バナナとチョコレートで作る!バナナのしっとりパウンドケーキ」を紹介します。
しっとりしあがるこのケーキですが、焼き時間を長くすれば、ある程度はかたくなりますよ!
バナナのジャム
「イチゴのジャム」「オレンジのジャム」「チョコレートジャム」――――このようなものは、もはや定番中の定番と言えるのではないでしょうか。
でも、ときには、お店では売っていない、ちょっと珍しいジャムを食べたくなりませんか?そんな時におすすめなのがバナナで作ったジャムです。
サツマイモとバナナで作るフリッター
今まで紹介してきた、「お菓子然」とした料理とは一味違うのが、この「摩訶不思議?!サツマイモとバナナで作るフリッター」です。
これは、名前の通り、バナナとサツマイモをあわせて、油であげたもの。砂糖を一切使わない「摩訶不思議?!サツマイモとバナナで作るフリッター」は、お菓子としての枠を超え、「おかず」「料理の一品」としても活躍できるレシピです。
バナナのプリンスープ
「バナナは固形で食べるもの」――――そんな風に思っていませんか?
お菓子などにいれたとしても、結局のところ、バナナは「固形」のまま。そんな固定概念を打ち壊すのが、この「バナナのプリンスープ」です。
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