便秘に悩まされている方は必見!
オリーブオイルの効果について解説します。便秘気味だけどなるべく下剤に頼りたくないという方はオリーブオイルを試してみてはどうでしょうか?
オリーブオイルには便を柔らかくして通便をよくする働きがあります。イタリアでは子どもの便秘予防にスプーン一杯のオリーブオイルを飲ませるという習慣があるくらいなのです。
ある実験で毎朝15ccのオリーブオイルを摂取していた64人の便秘患者さんのうち、改善が見られなかったのはなんとたったの1人。63人もの人が、「便秘改善に効果があった」としているそうです。
またオリーブオイルは、主な成分であるオレイン酸のおかげで、美肌効果も期待できます。まさにオリーブオイルは、「健康によし、美容によし、おまけにおいしい」という三拍子そろった食品なのです!
Contents
オリーブオイルに含まれるオレイン酸が便を柔らかくする
オリーブオイルの油の約70%はオレイン酸という不飽和脂肪酸です。
オレイン酸は腸管内で消化吸収されにくい性質があります。そのため大腸にそのまま届き便を混ざって便を柔らかくするのです。便秘の原因の一つが便の水分が足りずに便が硬くなってしまうこと。
オリーブオイルを摂取することで便を滑らかにできるのです。
さらに効果を出すために食物繊維を一緒に取る!
オリーブオイルの便秘改善効果をさらに引き出すためのポイントとして食物繊維を一緒に取ることです。オリーブオイルは便を柔らかくしますが、そもそも便が作られないことには意味がありません。
便秘の主な原因の一つに便をつくる材料が足りないことが挙げられます。そのためたっぷり食物繊維をとることでしっかり便を作り、オリーブオイルでやわらかくすることで通便を効果的に促すことができるのです。
一日の摂取量は?
オリーブオイルの摂取量の目安は一日30mg程度です。
2000年頃に、IOC(国際オリーブ協会)が主催したいくつかのセミナーが日本で開かれました。そのとき来日したイタリアやフランスの学者と日本の研究者との間で行われたディスカッションでは、日本人の油脂の摂取量が1日50~60グラム程度だと考えて、その半分程度の30グラム程度を上限として摂取すればよいのではないかという話に落ち着きました。
オリーブオイルはエキストラバージンオイルを選ぼう!
オリーブオイルは品質によってさまざまなグレードがあり、一番最高のものがエキストラバージンオイルです。
バージンオイルとは「オリーブ果実から機械的または物理的な方法のみで得られたオイルで、温度条件を含めてオイルになんらかの変質を起こすような条件下での処理や、洗浄、沈降、遠心分離、濾過以外の処理も許されない」とされています。
つまり、オリーブから直接絞って油を抽出したもので、熱処理や加工をしてないものがバージンオイルです。さらにそのバージンオイルは4つのグレードに分かれ、その最高峰に位置するのがエキストラバージンオイルです。
安いオリーブオイルを選ぶと不純物が入っているケースもあり健康を害する危険もあります。オリーブオイルは品質を見極めて購入しましょう。
お勧めのエキストラバージンオイル
オリーブオイルの取り方 まとめ
ではこれからオリーブオイルを美味しく摂取する方法をいくつか紹介します。
オリーブオイルはさまざまな料理に応用できるので、かなりバリエーションを見つけることができるでしょう。もし、他にいい方法があればコメント欄から教えてくださいね。
スプーンでそのまま飲む
スプーンにとってそのまま飲む方法です。スプーン大で約15g程度。朝にスプーン大1杯のオリーブオイルを取れば体を動かすエネルギーにもなり一石二鳥。
スプーン大とはカレーのスプーンを頭に描いてもらえばほぼ間違えありません。油をそのまま飲むというとまずそうですが、意外とあっさりしていて美味しいので驚きです。
パンにつけて食べる
朝食はトーストという方にはバターの代わりにトーストにオリーブオイルを塗って食べる方法をお勧めします。
こんがり焼いたパンにオリーブオイルをつけるとなかなか絶品!パンの焦げ部分とオリーブオイルが混ざって濃厚でかつマイルドな味わいになります。
パンは黒くならない程度に良く焼いた方がオリーブオイルとよく合います。簡単でかつ美味しい食べ方なのでお勧めします。
以下ではオリーブオイルを使ったメニューを5つほど紹介しています。オリーブオイルを使った料理はさまざまですので、以下の料理を参考にご自身でオリーブオイルを使った料理を見つけてみてください。
王道はドレッシングにしてサラダと一緒に!
今回は、オリーブオイルを使った、和風のドレッシングを紹介しましょう。前述したようにオリーブオイルをサラダと一緒にとることで食物繊維も同時とることができ、便秘解消には効果的です。
パスタ・ソースジェノベーゼ
パスタの新しいソースを模索している人は、くるみとバジル、鮭を使った「パスタ・ソースジェノベーゼ」が最適です。一見、難しそうですがミキサーが1台あればとってもラクにできます。
タコとホタテのアヒージョ
「タコとホタテのアヒージョ」は、海鮮類をオリーブオイルで煮込むだけの簡単メニューです。野菜をたくさん食べたい!という人には、バーニャカウダがオススメ。
オリーブオイル仕立てのから揚げ
おなじみのメニューである「からあげ」も、オリーブオイルを使うことで、がらりとその雰囲気を変えてしまいます。オリーブオイルの風味と肉のうまみが合わさって絶妙な風味を醸し出します。
パテ・ド・カンパーニュ
お店で食べることが当たり前となっている、パテ・ド・カンパーニュの作り方も紹介しています。
レシピの基本と大前提
ここで紹介しているオリーブオイルのレシピはすべて、「どこでも買えるものを使った料理」としています。そのため、聞き馴染みのないものや、手に入りにくい食材が必要の料理は紹介していません。
ハーブを使った料理がいくつも出てきますが、「葉っぱのもの」が絶対必要になるのは、パスタ・ソースジェノベーゼのみです。それ以外は粉末でも作ることができます。
また指定してあるハーブがない場合は、それ以外のお好みのハーブで代用できます。もう少し正確に言うのなら、「違うハーブを使った場合、香りや雰囲気が変わりますが、料理としては完成させられる」ということになるでしょう。
必要な調理機材も、一般家庭によくあるものです。もっとも多くの調理器具を必要とするパテ・ド・カンパーニュでさえ、「フードプロセッサー」「オーブン」「(パウンドケーキなどを作るときの)焼き型」の3つです。あとは、鍋などがあればOKです。
また、ここで紹介しているものは、すべて「ランチタイムにもディナータイムにも食べられるけど、お酒と合わせてもおいしいもの」です。ビールなどでもよいのですが、一番オススメなのは、白ワインです。次点は、きりりと冷やした辛めのシャンパンでしょうか。
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