乳酸菌の効果〜その�E　アレルギー対策

人間の体は、外部からの細菌や有害物質にたいして自身でそれを排除するシステムを備えています。それを私たちは免疫と呼びます。

 

しかし、この免疫システムの正常なバランスが崩れ、過剰に外部からの刺激に対して反応するようになるとアレルギーと呼ばれる副作用を引き起こします。

 

アレルギーには、体のかゆみや皮膚炎、発熱、鼻づまりなどさまざまな弊害を私たちにもたらします。そんなアレルギーに乳酸菌が効果的だということが細菌の研究でわかってきました。

 

体に入り込んだ有害細菌と戦うべくマクロファージなど免疫細胞が存在します。唾液や胃液などの防御機能を突破して体内に細菌が入るとマクロファージなど免疫細胞が出動して、その排除に動きます。そのマクロファージなどを免疫細胞の多くを人間は腸に待機させています。腸は免疫システムの司令塔とも言うべき重要な器官なのです。

 

ところが、腸の働きが弱まるとその免疫システムの指令が正常に行われなくなり、外部からの刺激に対して過剰に反応するようになります。結果、アレルギー症状の原因になってしまうのです。

 

このような腸の働きを乳酸菌を摂取することで正常に戻すと免疫システムも同時に正常にもどり、アレルギー反応を緩和させることができます。事実、乳酸菌はアトピーの発症率を抑える効果があることが確認されています。

 

アトピーなどのアレルギーは両親から子どもに遺伝子やすいといわれていますが、アトピー症状をもつ妊婦とその出産後の子どもに乳酸菌を与え続けたところアトピーの発症率が低くなったとの報告もあります。

 

現代はなにかとアレルギーに見舞われる方も多いですが、乳酸菌を積極的に摂取していくことでその改善が見込めるのです。自身のため、またお子さんがいらっしゃる方はお子さんのためにも乳酸菌を日々の生活の中に取り入れていきたいですね。

 

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