ラムノサス菌(rhamnosus)
ラムノサス菌はラクトバチルス属の乳酸菌で胃酸に強く腸まで届くことができる乳酸菌です。そのため安定性があり高い腸内環境改善効果だけでなく、アレルギー改善、うつ病改善など幅広く活躍します。またラムノサス菌はダイエットにも効果的で、臓器で体脂肪を減らす共役リノール酸を生成しますので内臓脂肪を減らす働きがあります。さらにニキビ菌を殺す作用もあるというから驚きです。高い潜在能力を持った乳酸菌としていま注目を集めています。
善玉菌の代表である乳酸菌は、人体のなかで腸内にもっとも多く棲息しています。しかし、その数は赤ちゃんの頃がピークで、年齢を重ねるとともに減少していってしまいます。また、加齢だけでなく、ストレスや睡眠不足、過度の飲酒なども乳酸菌を減らす原因となるのです。不規則な生活になりやすい現代人にとって、健康維持のために乳酸菌の摂取が不可欠なわけです。数ある乳酸菌種の中でも「ラクトバチルス・ラムノサス菌」は、整腸作用がとても強い菌だといわれています。
最近よく耳にするようになったIBS(過敏性腸症候群)。下痢と便秘を繰り返し、緊張やストレスを感じると急激な下痢に襲われることがある現代病のひとつです。今では日本の10人に1人がこの症状に悩んでいるといわれていますが、「ラムノサス菌」にはこのIBSに対し実質的な改善効果があることが分かってきました。
胃酸や胆汁に負けることなく生きたまま腸にたどり着くことができるので、悪玉菌を減らして善玉菌を増やし、腸内のバランスを正常に保つことができるのです。また、その他にもインフルエンザ、風邪予防、アトピーの予防効果などさまざまな効能が発表されています。今、世界中でもっとも研究されている乳酸菌種の一つです。
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ラムノサス菌(rhamnosus)〜乳酸菌の種類関連ページ
- フェカリス菌
- フェカリスは、人間の体内から分離した乳酸菌種です。形状が球状をしている乳酸球菌で、生菌、死菌の分類では、加熱殺菌、乾燥処理がされた死菌です。
- フェシウム菌
- エンテロコッカス属の腸球菌で、善玉菌の中ではもっとも増殖が速いといわれている。ガン細胞を抑制する効果もわかっている乳酸菌です。
- サーモフィラス菌
- サーモラフィス菌はヨーグルトやチーズを作る際に元菌(スターター)としてブルガリア菌とともに認定されている乳酸菌です。
- ハロフィラス菌
- 乳酸菌は大きく属→種→株と分類されます。そのうち乳酸菌種ハロフィラス菌を紹介します。ハロフィラス菌はテトラジェノコッカス属の乳酸菌で主に免疫力強化やアレルギー改善効果が高いといわれています。
- ペントサセウス菌
- ペディオコッカス属の植物性乳酸菌。グラム陽性の球菌でホモ発酵する。胃酸への耐性が強く腸に生きて到達することができる。漬物に多く含まれる。
- クレモリス菌
- クレモリス菌はカスピ海ヨーグルトに使われている乳酸菌の一種で生きて腸に届き腸内環境改善効果が高いといわれています。
- カゼイ菌
- カゼイ菌とはラクトバチルス属の乳酸菌で生きたまま腸にとどくことができ腸内環境改善に貢献します。また口内においてジンジバリス菌の増殖を抑えることができますので歯周病や口臭予防に効果的だといわれています。
- パラカゼイ菌
- ラクトバチルス属パラカゼイ菌はアレルギー改善をはじめとして免疫力向上効果が強い乳酸菌になります。
- コアギュランス菌
- コアギュランス菌はラクトバチルス属の乳酸菌でラブレ菌とも呼ばれています。代表的な植物性乳酸菌で生命力に強い乳酸菌で生きて腸に届けることができます。